当ブログの運営をしている「たまち」と申します。
私は今、家事時間が楽しい時間の一つでもあります。大好きなYouTubeを聞いたり、オーディブルで読書しながら黙々と家事をするのが、自分のリフレッシュ時間にもなっています。
今でこそ、楽しい家事時間ですが、結婚してからの6年間は手荒れが酷く、家事が苦痛でしかありませんでした。常に痛みや痒みと戦い、何をするにもゴム手袋が必須で、毎日ストレスを感じながら家事をしていました。
手荒れの悩み
- 炊事中のゴム手袋が欠かせない
- 一日中綿の手袋が欠かせない
- 痒みと痛みが酷くて寝られない
- 頻繁にハンドクリームや軟膏を塗っている
- 指紋認証ができない
- ネイルが楽しめない
ハンドクリームを色々試したり、薬を塗って治療しましたが、それだけで完治することありませんでした。何度もくじけそうになりながら、試行錯誤「手肌に優しい家事」に変えていったことで手荒れがなくなり、今では素手で家事ができるようになっています。
- 手荒れが酷くてなんとかしたい
- ハンドクリームや軟膏をつけても治らない
- わずらわしいゴム手袋から解放されたい
この記事では、私の手荒れの始まりから、試した対処法と改善に至るまでのエピソードを紹介しています。現在手荒れで悩んでいる方は、共感できることや参考になることがあるはずです。是非最後まで読んでみて下さい!
手荒れの始まり
私は結婚を機に、家事全般を担うようになってから手荒れに悩まされるようになりました。
手湿疹、いわゆる「主婦湿疹(家事湿疹)」というもので、主婦や美容師など、水仕事が多い人に起こる皮膚トラブルです。一般的にアトピーやアレルギー体質の人は手荒れ発症率が高いと言われています。
思い返してみれば、私自身も過去に肌トラブルがあり、高校時代は転校したことがきっかけでアトピー性皮膚炎を発症し、就職してからは長らくニキビと戦っていました。
環境の変化に別の要因が加わると皮膚に異常が出る体質のようです。
手荒れの原因
初めは食器洗い後に手がピリピリする程度でしたが、だんだん痛みと痒みが酷くなっていきました。次第に手がガサガサになり、指紋認証もできない程で、指からの出血は日常茶飯事でした。
食器用洗剤は、油汚れを簡単に落とすほどの強力な洗浄作用があり、手肌の皮脂も一緒に洗い流してしまいます。
当時の私は知らなかったのですが、食器用洗剤は手袋を使用することが正しい使用方法のようです。(以下大手メーカーの商品表示を一部抜粋しています)
- P&G ジョイ ダブル除菌
- 使用方法/ぬれたスポンジに適量(1-3mL程度)を出してお使い下さい。お皿の汚れの量、種類によって調整してください。
使用上の注意/荒れ性の方や長時間使用、原液をスポンジ等に含ませ使うときは炊事用手袋を使う。
しかし、当時の私は「お皿は素手で洗うのが当たり前」と誤解していて、何の迷いもなく素手で食器を洗っていました。
毎日何度も使う、食器用洗剤。手荒れの原因になっていたんだね。
手荒れ対策とその効果
ハンドクリームを塗る
ハンドクリームは手の乾燥を防ぎ、手荒れの予防には効果的です。一方で、手荒れの改善に効果的かというと、そうではありません。
私はハンドクリームで手荒れが治ると思い、色々な種類を試しました。
薬用や高保湿系のもの、シアバターやビタミン類などの有効成分が入ったもの、日々やあかぎれに効果があるとうたうもの。一通り試しましたが、一時的に保湿はできても手荒れが改善することはありませんでした。
塗らないよりはマシでしたが、すぐに落ちるし、時間が経つとまた乾燥してしまいます。
悪化してからはハンドクリームをいくら塗っても、健康的な手肌に戻ることはありませんでした。
ステロイド入り軟膏を塗る
薬局で薬剤師さんにすすめてもらった軟膏をつけると、翌日にはだいぶ症状が落ち着いていました。
この軟膏さえ塗っていれば手荒れは治るんだ!!!
と勘違いした私は、ゴム手袋もせずに、その後も素手で食器洗いを続けていました。
しかし、良くなっては悪化を繰り返し、結局完治することはなく、最初は利き手の中指だけだった症状が、両手にまで広がっていました。
痒くて夜中に何度も起きて、掻きむしっていました…。枕元に軟膏を置いて、夜中も塗っていました。
ゴム手袋と綿の手袋を二重使いする
その後、皮膚科に通うようになると、「水仕事をするときはゴム手袋をつけるように」と言われました。
それまでは、面倒くさくて、真面目にゴム手袋をつけていませんでした。
ここでようやくゴム手袋の必要性に気付いた私は、食器洗いの時に欠かさずつけるようになりました。ゴム手袋だけだと中が蒸れて痒くなるので、更に内側に綿の手袋をつけました。
ゴム手袋と併せて、医師から処方されたステロイド入り軟膏と保湿クリームもこまめに塗りました。
にするとこれまでにないくらい、順調に手荒れが落ち着いていきました。
が、しかし!!この二重手袋は何とも不自由で洗いづらい!着脱も非常に面倒…。
手元の感覚が鈍るので、何度も食器を落としてしまいました。友人からもらった大切なコップを割ってしまった時は、かなりショックでした…。
それでも手荒れが悪化するよりは、と頑張ってこの二重手袋作戦を続けました。しかしそれでも完治することはなく、その後何年も皮膚科に通うことになってしまいました。
手荒れの主な原因は食器用洗剤だけど、すでにあらゆる刺激に敏感に。お皿洗いの時だけ保護しても、回復できなくなっていたよ。
綿の手袋を日常使いする
手肌の保護のために日常的に軟膏と綿の手袋をつけるようになりました。何をするにも手が痛い&痒いのがネックでした」が、綿の手袋のおかげで、手への刺激がだいぶ軽減されました。
症状も次第に落ち着いていきましたが、綿の手袋を外すとまた悪化するので、一日中軟膏と手袋は欠かすことができなくなりました。
汚れが目立たないように、黒い綿の手袋をしていたけど、まるで強盗…。何か悪いことをしているような気分でした。
その頃、子供が産まれ、育児で更に水仕事が増えました。何度も手袋を着脱するのが非常に面倒で、手荒れストレスは激増していきました。
そして何より、いつも綿の手袋をしているので素手で子供に触れられないことが辛くなり、手荒れ改善を決意しました。
手袋生活はもういや!子供のためにも、手荒れを治すぞ!
この時すでに手荒れ発症から、5年が経過していました。
「手肌に優しい家事」をする
「健康な手肌に戻って、素手で過ごしたい」と思った私は、家事を見直すことにしました。特に食器洗いは毎日のことなので、まずは頻繁に使う食器用洗剤選びから始めました。
最初は市販の「なんとなく良さそうなもの」を色々試しましたが、使ってみると「手に合わない」と感じるものばかり。「手に優しい」や「○○フリー」、「無添加」などのキャッチフレーズに惹かれて購入したものの、納得のいくものには出会えませんでした。
手肌の健康な人にとっては「手に優しい」のかもしれないけど、手肌の弱い人に向けた商品ではないことが多かったな。
「なんとなくで選んではいけない」ことが分かり、どんな成分が使われているのか、パッケージの裏面を見てみました。しかし、洗剤の成分表示は長いカタカナが羅列されていて、チンプンカンプン。到底理解できるとは思えませんでしたが、自分で理解して選ばないと本当に合うものが分からないと腹をくくり、一つ一つ成分や効能を調べていきました。
「手荒れの根本の原因はなにか」「肌に優しい洗剤とは何か」、ネットやYouTubeで調べたり、図書館に通って関連する本を10冊以上読みました。周囲の人に相談して、経験者から情報収集していました。
その後、洗濯用洗剤、シャンプー、洗顔などの洗浄剤やメイク用品などを「手肌に優しいもの」に変えていくと、次第に手荒れの頻度が少なくなっていきました。
現在は素手で家事ができるほどに!
本格的に手荒れ改善を決意してから一年ほどで、手荒れ症状はすっかり良くなりました。
今では手荒れせずに毎日の家事ができてるよ!
しかし残念ながら、以前のように普通の洗剤を素手で触ることはできません。手肌がすぐに反応し、荒れてしまいます。アレルギーと同じで、一度反応してしまったら中々もとの身体には戻らないようです。これからも「手肌に優しい家事」を続けていく必要があります。
「より快適に素手で家事ができる」ように今後も試行錯誤していくよ。
ブログで届けたいこと
「手肌に優しい家事」で手荒れ知らずに!
手荒れを克服して、手荒れを治すために必要だったことを自分なりにまとめてみました。
手荒れを治すステップ
- 医師の指示の下に薬で症状を落ち着かせる
- 炊事用の手袋+綿の手袋+保湿で手を保護する
- 洗剤やシャンプーなどは低刺激性のものを使う
どれが欠けても手荒れは治せなかったと思っています。
チェックポイント
□病院に通い、処方された薬で症状を軽減させる(①)
□洗浄剤などの刺激から手肌を守り、負担を減らすことで皮膚を回復させる(②+③)
毎日の家事が欠かせない主婦(主夫)にとって、②と③は重要なアプローチとなります。
先ほども少し書きましたが、特に「③洗剤やシャンプーなどは低刺激性のものを使う」については、当初、洗剤の知識が全くなかったので、何をどう選んで良いか分からず、調べるのにかなり苦労しました。
医療機関のサイトや本でも手荒れの対処法としてよく目にするのですが、実践方法を詳しく説明してくれるところは中々見つかりませんでした。
そこで、このブログでは、「②炊事用の手袋+綿の手袋+保湿で手を保護する」と「③洗剤やシャンプーなどは低刺激性のものを使う」について、より具体的に紹介していこうと思います。
「①医師の指示の下に薬で治療する」については、それぞれの症状や体質、生活習慣などの専門的な判断が必要になるので、医師と相談して頂くこととして私からは控えさせて頂きます。(当ブログでも一般的な内容は書いています)
手荒れが治ると”QOL”が確実に上がる
私は6年間も手荒れで苦しんでしまい、毎日の家事が本当にストレスでした。ただでさえ、環境の変化が大きい結婚~妊娠~出産~育児中もずっとです。
だからこそ、素手でお皿洗いができるようになった時は、飛び上がるほど嬉しくてたまりませんでした。
当時は食器がシンクに残りがちで、溜まったお皿を見て深いため息をつく毎日でしたが、今はこまめに洗うことができるので、食器が溜まることも少なくなりました。それだけでも、キッチンに立つ気分があがります。
「たかが手荒れ、されど手荒れ」ですよ!
また、手荒れを治して嬉しいことが他にもありました。当時は手荒れを治したい一心だったのですが、結果的に生活習慣が見直されたことで、長年悩んでいたニキビや便秘も改善することができました。友人から何度か「肌、綺麗になったよね。何使ってるの?」と聞かれるようになりました。
当時は辛い思いもしましたが、克服した今は自分の健康と生活習慣を見直す良い機会だったなぁと感じています。
手荒れが治ったことでストレスが激減。嬉しい副産物もあり、当時と比べるとQOL(生活の質)が格段に上がったと実感しています。
手荒れをなくして快適な家事を
このブログでは、手荒れ経験者として自分自身が体験してきたこと、手荒れ改善のために役立つ情報を発信しています。
主婦(主夫)にとって毎日の家事は欠かせません。手荒れをなくして毎日快適に家事ができるように、少しでも参考になることがあればと思っています。
「ゴム手袋なしでお皿が洗える!」なんて、手荒れを経験した人ではないと味わえない喜びです。
手荒れを改善して「素手で家事ができる喜び」を一緒に分かち合いましょう!